前回はC#って身につけるのに難易度はどれくらいか、について聞いていきました。
結果、ルールは多いから覚えるのは大変、ということはわかりました。
ただ、初心者であればきっちりプログラムコードの書き方を書かざるを得ないC#の方が、スキルとしてしっかり定着するということもわかってきました。
ちなみにあまたあるプログラミング言語には、実はそれぞれ性格があり、その性格次第で自分との向き不向きもあるみたいで・・・。
ということで、今回は、プログラミング言語による性格とそもそもC#は子どもでも使えるようになるのか、などを聞いていきたいと思います！
私
「前回は、プログラミング言語にも各々性格があるから、人によって向き、不向きがある、みたいな話がありましたが、性格ってどんな感じなのでしょう？」
池ちゃん先生
「そうだな、たとえば、C#だと、ルールがきっちりしていないといけないよね。文字なら文字、数字なら数字をきちんと指定してあげないと動かないと言う頑固さがある。けど、そのルールさえ飲み込んでしまえば案外単純だったりもする」
私
「確かに」
池ちゃん先生
「一方で、前回も話に出てきたPython（パイソン）、AI開発に使われる言語だけど、Pythonは難しいと言われがちなところがある。が、ルール自体はそれほど難解じゃない。ただ、きれい好きなところがあって」
私
「きれい好き？」
池ちゃん先生
「コードを整然と書かないと動かないんだよ。
Pythonは、タブによってプログラムコードを管理している。タブ、行送りや任意の開始位置なんかを設定するときに使うものだけど、Pythonはこれを使ってコードを管理しているんだ。
だからタブを使ってきちんと整理してプログラムコードを書かないとプログラムが動かない。
そうやって書かれたPythonのコードを見ると美しくてため息が出る。
いうなればそうだな。原稿用紙で文字を書くみたいにそろってないと動かない、みたいな」
私
「それは・・・かなり面倒かも」
池ちゃん先生
「うん。だからC#はルールが多い面倒さ、Pythonはきれいなプログラムの書き方をしないといけない面倒さ、って感じで面倒の種類が違う。まあ、C#やっててPythonのきれいなコードを思い出して、C#でもきれいに書かなきゃ！って気持ちになる、みたいな相乗効果が生まれたりもするけどね」
私
「なるほど、それで向き不向き・・・。確かにルールを守って書くのが大丈夫な人でも、きれいにそろえて書くのは苦手な人もいる。逆もしかりですものね」
池ちゃん先生
「そう。さらに言うなら、書き方はわりと自由なんだけど、変なマイルールがあるプログラミング言語もいる。PHP（ピーエイチピー）、WEB画面を作ったりするときに使うプログラミング言語がそうだね」
私
「どんな感じなんですか？」
池ちゃん先生
「たとえば、日付の考え方が独特なんだ。さっちゃん、1/31の一か月後って何月何日？」
私
「え？ 2/28ですかね？」
池ちゃん先生
「だよね。わりとどの言語も一か月後の日付を表示して、と指示すると、2/28で出してくれる。まあうるう年のときは2/29だけどね。
けれどPHPは3/3で表示する。ほんっとに厳密に31日後を表示するんだ。こういうところ、なんていうかマイルールが多いちょっと変わり者、みたいなイメージがある」
私
「確かに(笑)」
池ちゃん先生
「ってわけで、プログラミング言語もいろんな性格がある。だからそれが合う、合わないの相性は人それぞれで、どれが身につきやすい？ってのはなかなか言えないな〜ってのが答え。長くなったけど」
私
「なるほど！ わかりました！
ただ一個気になるのは、C#って初心者がきちんとプログラミングを学ぶには適切な言語ってことですけど、子どもたちには難しかったりしないですかねえ？」
池ちゃん先生
「確かに、本格的になるから、戸惑うことは多いよね。難しいと感じることもあると思う。覚えることたくさんあるからね、C#は。
でも繰り返しになるけど、C#のようにルールが厳しくてきっちり守りながら書かないと動かないプログラミング言語を最初に身につけておけば、他の言語を学ぼうと思ったとき、すんなり覚えられるようになるんだよ。他の言語はC#より、ルールはきつくないものも多い。厳しいところから易しいところへ移るのは簡単になるから。
そういう意味で子どもたちにはC#から学んでもらうのがベストだなって思う。
あと、最初に学んだ言語って結構、のちのち響いてくるからね。なにかプログラムを作ろうと思ったとき、骨格を想像する元は最初の言語になるから。
ルールが緩めの言語で骨格を練っちゃうと、なんかぐっちゃぐちゃになったりするんだよ。いろんな要素が混ざりまくって芯がぶれる、というか。そういう意味でも最初の言語はルールが厳しいものが良いと思う」
私
「なるほど。確かにそうですね。
でも、正直言って、プロフェッショナルコースの勉強って面白いのかな〜って思っちゃったりもするんですよ。
プロフェッショナルコースの課題は、絵があるわけでもなく、ビジネス系のシステムを作る課題が多いじゃないですか。飽きたりしないでしょうか？」
池ちゃん先生
「うーん。そこはねえ、子どもたちもわりと納得してきている子が多いから、あんまり不満とかはないなあ。
プロフェッショナルコースは、本格的にコードを書けるようになりたい子が集まっているからね。
将来、SEになりたい！って思っている子とかね。
実際、その辺りはお子さんの個性にもよるよね。ただ、イフキッズだとばりばりプログラミングやれるようになりたい子はプロフェッショナルコース、ゲームを作りたい子はアドバンスコースって感じでやりたいことを選べるようになっている。だから、コース選択の際、どっちも少し体験してもらって子どもたちに感覚を確かめてもらってるんだ。
で、やりたい方を選ぶ」
「まあ、プロフェッショナルコースやってても、アドバンスコースのゲーム作っているところ見て、『ちょっとやってみたい』って言われることはあるけどね(笑)その辺りは臨機応変に。個別指導のいいところはここだよね。
あと、ビジネス系のシステムを作るのってちょっとパズルみたいで面白いって感じている子が多いようだよ。こう書いたらこう動く。じゃあ、こう書いたら？ ここを埋めるにはどのコードが必要？ みたいに」
私
「そっか！そういう楽しみ方もプロフェッショナルコースってできるんですね！」
池ちゃん先生
「なんかイフキッズのレッスンで出てきたことをおうちで話してくれて、生徒さんのお父さんからLINEでメッセージが来て、『うちでももっと学ばせたいのでどんなテキスト使ってますか？』みたいな問い合わせがきたこともある。
まあ、難しいからこそ、楽しめている、という部分があるんだな、って感じてるよ」
私
「すっごくよくわかりました！」
なお、インタビュー中、興味でこんな質問もしてみました。
「池ちゃん先生ってちなみに、プログラミング言語、いくつ使えるんですか？」
すると、驚きの答えが！
「10個・・・くらい？ C#、C+（シープラ）、VB（ブイビー）、VB.net（ブイビードットネット）、VBA（ブイビーエー）、PHP、JavaScript（ジャバスクリプト）、Python、Ruby（ルビー）、Java、かな？」
・・・・いや、興味本位で聞いたけどびっくりでした！
なので、もしこの言語について聞きたい！みたいなご意見があれば、ぜひコメントでいただければと思います。
池ちゃん先生に突撃しますので♪
ということで！今回は、イフキッズでC#を教えている理由を掘り下げてみました。いかがでしたでしょうか。
プログラミング言語って知れば知るほど、面白いことがいっぱいでてきてわくわくします。
これからもどんどん聞いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします♪
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